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犬,猫のサプリメント・アミノ酸

アミノ酸サプリメント

-アミノ酸サプリメント-

人で多用されている様々なアミノ酸サプリメントは、犬・猫をはじめ各種動物においてもほぼ同じ働きをすることが知られています。
アミノ酸には、必須アミノ酸と非必須アミノ酸があり、人・犬・猫では必須アミノ酸の種類がわずかに異なります。
アミノ酸は普段食べている肉などのタンパク質が消化された成分で、各種のアミノ酸は単独で特別な作用を示すことが知られ、医薬品になっているものもあります。
医薬品の例として、グルタミンは胃・十二指腸の粘膜を守ったり修復をする効果があります。
メチオニンは複合剤になりますが強肝・解毒、抗アレルギー作用を持つ薬品になっています。

アミノ酸の使用目的は?

私たちがアミノ酸サプリメントを使用する目的は二つに大別されるでしょう。

  (1)サプリメントとしてアミノ酸個々の持つ特殊な作用が目的。
  (2)栄養剤的に栄養補給が目的。
そして疑問点が出てきます、これらの違いはどこから?

  (3)特殊作用が発現することと栄養補給となる相違点



(1)各アミノ酸特有の作用を期待し摂取する

必須アミノ酸か非必須アミノ酸かに関わらず個々のアミノ酸には様々な働きがあります。
ここでは分岐鎖アミノ酸BCAA(イソロイシン、ロイシン、バリン)について簡単に紹介します。

分岐鎖アミノ酸  BCAA の作用について

BCAAはイソロイシン・ロイシン・バリンの3種類のアミノ酸で、筋肉量増加やアルブミン合成を促進させる作用を持ちます。
ボディビルダーのような過剰に筋肉をつける目的では、高タンパク食をベースにプロテインやホエーを追加するより、BCAA(特にロイシン高配合)を追加する方がより筋肉を増加させる事が判明しています。
この作用は高齢や重症疾患によるサルコペニア(筋肉減少症)の改善にも使用され、QOLの向上に役立てられ始めています。

分岐鎖アミノ酸 ロイシン の特別な作用について

ロイシンはタンパク質合成のシグナル分子として知られており、筋肉合成開始の指令を出すなどの作用を発揮します。
様々な要因から起こる筋肉減少症、低アルブミン血症などに有用となります。
また、非常に弱いながらも血糖降下作用もあります。

分岐鎖アミノ酸 イソロイシン の特別な作用について

イソロイシンは糖尿病患者に有用である事がわかってきました。
イソロイシンは糖代謝に強く関わっており、糖代謝を制御するシグナル分子として作用します。
イソロイシンの血糖値上昇抑制作用は、筋肉へのブドウ糖の取り込みを刺激し、全身の細胞にブドウ糖の利用を促進させ、肝臓における糖新生を抑制(肝臓でブドウ糖を作らせない)することで血糖値を低下させる作用があることが判明しました。(2014年発表)




(2)アミノ酸を栄養補給目的で使用

栄養補給目的の場合、ヒトでは WHO の数値が、犬・猫では AAFCO の数値がしばしば引用されます。
これらはヒト・犬・猫の理想的な数値を示しているのでしょうか?
これらはタンパク質・アミノ酸摂取量のミニマムを示しています、この量ではかなり少ないと考えてください。

食料事情の悪かった昭和中頃の調査で、日本人のタンパク質、アミノ酸平均摂取量が昭和34年に報告され、2007年改訂 WHO が示すアミノ酸の2~3倍もしくはそれ以上が摂取されていました。
いかに WHO の数値が低いかが知れます。

次に示す表はアミノ酸の1日の摂取量についてを示しています。
2列目:WHO の示す体重1kg当たりの1日摂取量。
3列目:体重60kgに換算した1日摂取量。
4列目:昭和34年に報告された当時の日本人の1日平均摂取量。
5列目:昭和34年に報告された岩手県の漁村142名の1日平均摂取量。
6列目:昭和39年の1年間に女子大の寮生45名が食事やおやつなど摂食した全ての食物を記録したデータからの1日平均摂取量。

尚、WHOの示すタンパク質摂取量は 0.66 g / kg・体重 / 日で、体重60kgに換算すると、1日 39.6 g になりますが、漁村の平均タンパク質摂取量は89.1gであったと報告しています。

WHO の示すタンパク質必要量について、一般社団法人 日本腎臓学会の情報で以下のように説明されています。

WHO の示す平均タンパク質必要量の 0.66 g / kg・体重 / 日は、この量では半数がタンパク質不足に陥る量という意味である。
成人の 97.5 % がタンパク質不足とならない摂取量は 0.83 g / kg・体重 / 日 である。 (医学・薬学・獣医学等では50%致死量の LD 50 などのように、半数に問題が起こる数値を基準としてよく使います)



(3)同じアミノ酸が、特殊な作用を示すのと、その作用を示さず栄養素となる事、どう違うのか

ひとつひとつのアミノ酸が持つ特別な作用は、短時間にそのアミノ酸の血中濃度が上昇する必要があります。
例えばイソロイシンの血糖値を下げる作用などです。
肉や豆腐にもイソロイシンは豊富に含まれていますが、食後ゆっくりと消化吸収されるために、血糖値を下げる作用を発揮させる程の血中濃度には至らず、イソロイシンの通常の使命である栄養素になるのです。

この事は、薬品やお酒をイメージして頂ければ理解しやすいです。
ここでは飲酒でイメージをしてみましょう。
アミノ酸の血中濃度がアルコールの血中濃度、アミノ酸の特殊な作用がほろ酔いということになるでしょうか。

ビールをジョッキに2杯(1000ml とします)ほど飲むとほろ酔い気分となる人に、この量を48等分し30分毎に飲む事を24時間続けたとしても、ほろ酔い気分にはひと時もならないでしょう。
具体的には、1000ml の48等分はおよそ20.8ml で、これは大さじ1杯半に満たない量です。
30分に1回大さじ1杯半弱のビールを飲むことを1日続けけたとしても、ほろ酔い気分にはならないでしょう。

このように消化吸収に時間がかかると、血中濃度がしっかりと上昇せず、機能性食品として働くことなく栄養素になります。

カゼインなどのプロテインは消化吸収に6~8時間程度かかります。

ホエイは消化吸収しやすく好まれていますが、これもタンパク質であり消化吸収には数時間かかります。

アミノ酸は消化が不要で吸収されるだけですので、血中濃度を急速に上昇させる事が出来ます。
以下の論文より15~30分以内で血中濃度が上昇し、そのアミノ酸特有の作用を発揮させる事になります。




アミノ酸吸収の速やかさがわかる論文より

人と犬におけるロイシン投与試験(投与後のアミノ酸血中濃度と血糖値の変動を調査した実験)

人・・・ロイシン投与後30分毎の血中アミノ酸濃度をチェック     

                 投与量は150、300、750mg/kg       

                 全投与量全員で30分後には血中アミノ酸濃度が上昇した



犬・・・ロイシン投与後15分毎の血中アミノ酸濃度をチェック

     投与量は150,300,400,600,750mg/kgの群

     2頭を除き15分後には血中アミノ酸濃度が上昇した     (1頭は30分後、1頭は45分後に上昇)

(コントロール群に比べ人、犬で血糖値の軽度の低下も報告されています。)

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